【食事】一杯のどんぶりで満足させたい

親父は、ラーメンをひとつの食事として考えていました。戦後、誰もが栄養不足だった時代に、どうしたらどんぶり一杯で喜んでもらえるか、それがテーマでした。調理した野菜を使ったのも栄養のバランスを考えてのこと。あれこれ試した結果、長ネギ、玉ネギ、モヤシ、キャベツに落ち着きましたが、実はピーマンを入れていた時代もありました。お客さんからは不評で取りやめたのですが、ピーマン好きの親父には不本意だったようです。